2012年10月29日月曜日

[新古今和歌集]宮内卿・2

<宮内卿・2・新古今和歌集>

花さそふ比良の山風吹きにけりこぎ行く舟の跡みゆるまで

訳・桜の花を誘うように散らして比良の山風が吹いたことだ。琵琶湖の水面に浮かぶ花びらで漕いでいく舟の通った跡がわかるほどに。

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