<大伴家持・3・万葉集>
わが屋戸のいささ群竹吹く風の音のかそけきこの夕かも
訳・わが家のささやかな竹の茂みに吹く風の音がかすかに聞こえてくるこの夕暮れよ。
2012年8月31日金曜日
2012年8月30日木曜日
2012年8月29日水曜日
2012年8月28日火曜日
2012年8月27日月曜日
2012年8月26日日曜日
2012年8月25日土曜日
2012年8月24日金曜日
[万葉集]狭野茅上娘子・1
<狭野茅上娘子・1・万葉集>
君が行く道のながてを繰り畳ね焼きほろぼさむ天の火もがも
訳・あなたが流されて行く長い道を、たぐり寄せてたたんで焼き滅ぼす天の火があってほしい。
君が行く道のながてを繰り畳ね焼きほろぼさむ天の火もがも
訳・あなたが流されて行く長い道を、たぐり寄せてたたんで焼き滅ぼす天の火があってほしい。
2012年8月23日木曜日
[万葉集]高橋虫麻呂
<高橋虫麻呂・万葉集>
勝鹿の真間の井を見れば立ち平し水汲ましけむ手児奈し思ほゆ
訳・勝鹿の真間の井戸を見ると、昔ここを行ったり来たりして水をくんだという手児奈(伝説上の娘)のことがしのばれる。
勝鹿の真間の井を見れば立ち平し水汲ましけむ手児奈し思ほゆ
訳・勝鹿の真間の井戸を見ると、昔ここを行ったり来たりして水をくんだという手児奈(伝説上の娘)のことがしのばれる。
2012年8月22日水曜日
2012年8月21日火曜日
2012年8月20日月曜日
[万葉集]山上憶良・1
<山上憶良・1・万葉集>
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそを負ふ母も吾を待つらむそ
訳・この憶良はもう退出しましよう。子供が泣いているだろうし、その子を背負っている母親も私を待っているでしょう。
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそを負ふ母も吾を待つらむそ
訳・この憶良はもう退出しましよう。子供が泣いているだろうし、その子を背負っている母親も私を待っているでしょう。
2012年8月19日日曜日
2012年8月18日土曜日
2012年8月17日金曜日
2012年8月16日木曜日
2012年8月15日水曜日
2012年8月14日火曜日
2012年8月13日月曜日
2012年8月12日日曜日
2012年8月11日土曜日
[万葉集]長意吉麻呂(ながのおきまろ)
<長意吉麻呂(ながのおきまろ)・万葉集>
苦しくも降り来る雨か神の崎狭野の渡りに家もあらなくに
訳・困ったことに降ってくる雨だなあ。三輪の崎の狭野の渡し場に雨やどりする家もないのに。
苦しくも降り来る雨か神の崎狭野の渡りに家もあらなくに
訳・困ったことに降ってくる雨だなあ。三輪の崎の狭野の渡し場に雨やどりする家もないのに。
2012年8月10日金曜日
2012年8月9日木曜日
[万葉集]高市黒人(たけちのくろひと)・1
<高市黒人・1・万葉集>
何処にか船泊てすらむ安礼の崎漕ぎ廻み行きし棚無し小船
訳・今ごろどこに泊まっているだろう。安礼の崎を漕ぎ回って行ったあの棚無しの小船は。
何処にか船泊てすらむ安礼の崎漕ぎ廻み行きし棚無し小船
訳・今ごろどこに泊まっているだろう。安礼の崎を漕ぎ回って行ったあの棚無しの小船は。
2012年8月8日水曜日
2012年8月7日火曜日
[万葉集]柿本人麻呂・5
<柿本人麻呂・5・万葉集>
小竹(ささ)の葉はみ山もさやに乱るともわれは妹思ふ別れ来ぬれば
訳・ささの葉は山をざわつかせて風に乱れているが、私は妻を思っている。別れてきてしまったので。
小竹(ささ)の葉はみ山もさやに乱るともわれは妹思ふ別れ来ぬれば
訳・ささの葉は山をざわつかせて風に乱れているが、私は妻を思っている。別れてきてしまったので。
2012年8月6日月曜日
2012年8月5日日曜日
2012年8月4日土曜日
2012年8月3日金曜日
2012年8月2日木曜日
[万葉集]大伯皇女(おおくのひめみこ)
<大伯皇女(おおくのひめみこ)・万葉集>
わが背子を大和へ遣るとさ夜深けて暁露にわが立ち濡れし
訳・私の弟を大和へ帰すというので見送っていると、夜も更けて私は朝露に濡れてしまった。
わが背子を大和へ遣るとさ夜深けて暁露にわが立ち濡れし
訳・私の弟を大和へ帰すというので見送っていると、夜も更けて私は朝露に濡れてしまった。
2012年8月1日水曜日
[万葉集]石川郎女(いしかわのいらつめ)
<石川郎女(いしかわのいらつめ)・万葉集>
吾を待つと君が濡れけむあしひきの山のしづくに成らましものを
訳・私を待ってあなたが濡れたという、山のしずくになれればよいのに。
(大津皇子、「あしひきの山・・・」の句の返歌)
吾を待つと君が濡れけむあしひきの山のしづくに成らましものを
訳・私を待ってあなたが濡れたという、山のしずくになれればよいのに。
(大津皇子、「あしひきの山・・・」の句の返歌)
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