2013年1月31日木曜日

[古典の名句]榎本其角・2

<榎本其角・2・古典の名句>

鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春

(春)

2013年1月30日水曜日

[古典の名句]榎本其角・1

<榎本其角・1・古典の名句>

越後屋にきぬさく音や衣更(ころもがへ)

(夏)

2013年1月29日火曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・52

<松尾芭蕉・52・古典の名句>

葱白く洗ひたてたるさむさ哉

(冬)

2013年1月28日月曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・51

<松尾芭蕉・51・古典の名句>

秋ちかき心の寄や四畳半

訳・もう秋も近い。四畳半に集まった自分たちはその気配を感じ、心が寄り合う思いがするよ。

(夏)

2013年1月27日日曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・50

<松尾芭蕉・50・古典の名句>

さみだれの空吹おとせ大井川

(夏)

2013年1月26日土曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・49

<松尾芭蕉・49・古典の名句>

六月や峯に雲置くあらし山

(夏)

2013年1月25日金曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・48

<松尾芭蕉・48・古典の名句>

物いへば唇寒し秋の風

訳・悪口や自慢を言った後は、秋風が寒々と唇に吹くような自己嫌悪に陥るよ。

(秋)

2013年1月24日木曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・47

<松尾芭蕉・47・古典の名句>

名月や池をめぐりて夜もすがら

訳・名月がさえわたり池にも月が映っている。美しさにひかれて一晩中池を回っていたよ。

(秋)

2013年1月23日水曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・46

<松尾芭蕉・46・古典の名句>

奈良七重七堂伽藍八重ざくら

訳・奈良は七代の帝都であり、七堂を備えた伽藍が多く、今も八重桜が満開であるよ。

(春)

2013年1月22日火曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・45

<松尾芭蕉・45・古典の名句>

旅に病で夢は枯野をかけ廻る

訳・旅の途中で病み臥していると、夢の中ではこれから行く枯野を駆け巡っている。

(冬)

2013年1月21日月曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・44

<松尾芭蕉・44・古典の名句>

此道や行人なしに秋の暮

(秋)

2013年1月20日日曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・43

<松尾芭蕉・43・古典の名句>

菊の香や奈良には古き仏達

(秋)

2013年1月19日土曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・42

<松尾芭蕉・42・古典の名句>

此(この)秋は何で年よる雲に鳥

訳・今年の秋はなぜこうも老いの衰えを感じるのか。雲に飛ぶ鳥のような旅の人生だったよ。

(秋)

2013年1月16日水曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・41

<松尾芭蕉・41・古典の名句>

秋深き隣は何をする人ぞ

(秋)

2013年1月15日火曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・40

<松尾芭蕉・40・古典の名句

むめがかにのつと日の出る山路かな

(春)

2013年1月14日月曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・39

<松尾芭蕉・39・古典の名句>

病雁の夜さむに落て旅ね哉

訳・旅に病んで寒い夜に寝ていると雁の声がする。あの雁も病んで落ちてきて旅寝するのか。

(秋)

2013年1月13日日曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・38

<松尾芭蕉・38・古典の名句>

行く春を近江の人と惜しみける

(春)

2013年1月12日土曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・37

<松尾芭蕉・37・古典の名句>

初しぐれ猿も小三幅をほしげ也

(冬)

2013年1月11日金曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・36

<松尾芭蕉・36・古典の名句>

ほととぎす大竹藪をもる月夜

(夏)

2013年1月10日木曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・35

<松尾芭蕉・35・古典の名句>

木のもとに汁も鱠(なます)も桜かな

訳・桜の木の下で花見をしていると、汁の中にも鱠の中にも桜の花びらが散ってくるよ。

(春)

2013年1月9日水曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・34

<松尾芭蕉・34・古典の名句>

かれ枝に烏のとまりけり秋の暮

(秋)

2013年1月8日火曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・33

<松尾芭蕉・33・古典の名句>

おもしろうてやがてかなしき鵜舟哉

訳・初めはおもしろかった鵜飼も、やがてひっそりすると悲しく思われてくるよ。

(夏)

2013年1月7日月曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・32

<松尾芭蕉・32・古典の名句>

蛤のふたみにわかれ行秋ぞ

訳・蛤が二つに分かれるように人々と別れて私は二見に行く。晩秋でもあり寂しいことだよ。

(秋)

2013年1月6日日曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・31

<松尾芭蕉・31・古典の名句>

あかあかと日はつれなくも秋の風

訳・あかあかと太陽はそ知らぬ顔で照りつけているが、風は秋の気配を感じさせるよ。

(秋)

2013年1月5日土曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・30

<松尾芭蕉・30・古典の名句>

塚も動け我泣声は秋の風

訳・私が泣く声は秋風となって吹き巡る。この悲しみに感じて塚も動けよ。

(秋)

2013年1月4日金曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・29

<松尾芭蕉・29・古典の名句>

荒海や佐渡に横たふ天河

(秋)

2013年1月3日木曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・28

<松尾芭蕉・28・古典の名句>

象潟(きさかた)や雨に西施がねぶの花

訳・象潟の雨に濡れて咲くねむの花は、古代中国の美女である西施が寝ている姿を思わせる。

(夏)

2013年1月2日水曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・27

<松尾芭蕉・27・古典の名句>

五月雨をあつめてはやし最上川

訳・五月雨を集めた最上川は、水がみなぎりあふれて早く流れているよ。

(夏)

2013年1月1日火曜日

[古典の名句]松尾芭蕉・26

<松尾芭蕉・26・古典の名句>

閑さや岩にしみ入蝉の声

(夏)